宇宙と気 No16

今回は人生の目的について考えてみよう。

人生の目的には2つの観点から見なければならない、1つは宇宙的な目的であり、もう1つは個人的な目的である。

宇宙的な目的は人間としての役割であり、宇宙創造の目的でもある。

個人的な目的はあなたのこの宇宙に占める役割である。

この使命は、あなた以外には160億以上の人がいるが、あなた以外には代わりが出来ないことである。

ではあなたの宇宙的な目的から考えてみよう。

そもそも人間が作られたのは偶然に出てきたのでもなければ、突然変異で出てきたのでもない。

そこには壮大な宇宙の計画があり精密な法則の基に作られたのである。

まず、宇宙意識は、大地という個体の物質を作り、次にその大地を土台に植物を作り、大地と植物を土台に動物を作った。各々の物質はそれぞれ自由度が異なり、進化に応じて自由に動きまわれる動物を作ったのである。

そして、宇宙意識体はそれぞれの中に入ってそれぞれの表現をして遊んだのである。

そう、要は遊びの方法として各物質を作っていたのである。しかし、人間は今述べた鉱物、植物、動物とは根本的に違う動物を最終段階として作ったのである。

何が違うか、それは「自由意志」である。鉱物、植物、動物は行動できる自由度は出てきたが、自由意思は与えられなかった。動物は本能では動くがイエス、ノーを自分の判断で決めることはできない。チンパンジーやオランウータンらは人間の真似をしていかにも自由意思があるように見えるが、根本は本能でしか行動することできない。

サルをいくら教育しても人間にはならないのである。

人間の先祖は猿? そんなことはない。猿は猿、人間は人間なのである。猿が人間になることはないのである。ウサギが狐になるかね。

しかし今の人類学は猿が人間に進化したと言っている。大きな誤りである。

そもそも宇宙意識体はそれぞれの体にしか入れないのである。猿は猿、人間は人間という風に。

それでは最終段階の人間をなぜ作ったか・・・

ある宗教書には人間を神に似せて作ったと書いている。

そう自由意志こそ宇宙意識であり、自由な表現をできる物体なのである。五感(聞く、見る、嗅ぐ、皮膚感覚、味わう)を体感できる物体なのである。

又、人間は脳を介して宇宙意識の表現を自由に出来る存在なのである。たとえば、病を癒したり、天気をコントロールしたり、テレパシーで交信したり、ありとあらゆる行動ができる存在なのである。

しかし、今の人間は自分で自分に制限制約を課して、出来ない自分を作っている。

その証拠に人間の脳はまだ20~30%しか使われていないではないか。

すなわち、人間の宇宙的な目的は五感を体感して遊びをすることである・・・

次に個人的な目的について述べよう。

これは各自の使命であり、先ほども言った様に一人一人で使命が異なり、誰一人としてあなたの代わりはできないのである。

ちょうど人間の60兆の細胞にそれぞれ役割があるように、あなたにもあなたの使命がある。

無駄な人間は一人もいないように、特別な役割の人も無いのである。皆、平等の役割であって、高い役割 低い役割もないのである。

今、あなた方に起こっている出来事を楽しみながら確実になすがよい。

間違っても、怒りや、悲しみ、苦しみ、妬み、不満など、マイナスの思いで行ってはならない。宇宙意識は何度もいうように、楽しみの体験のために出てきたのであって、マイナス想念の為に出てきたのではない。

しかし、マイナスを思ったからと言ってマイナスの想念になることはない。このマイナスも単なる体験でしかないから、ただ少しだけ苦しみが続くだけだから、それを栄養となすがよい。

いずれは楽しみと換えるときが来よう、あせらず心静かに待っておこう。

その静寂の中に宇宙とつながる要素があるから。

今 そのままで宇宙意識なのである。「宇宙即我」と何度も言っているではないか・・・

今のあなたは奇跡的な割合で出てきたのであり、必然として出てきたのである。それを理解するならば、あなた方が戻っていく所も必然と解るであろう、その時は「事なれり」というであろう。至福の自分が確立できるだろう。苦しみも楽しみに変わるであろう。

「目覚めよ」とは宇宙意識体が本当の自分であることに目覚めなさいということである。

あなたの使命は今行っている事である。それを愛をもってなせば必ずや崇高な使命が達成できるであろう。

成功を祈る。

宇宙仙人より